雑学

丑三つ時にトイレでやってはいけないこと|古くから伝わる禁忌と現代の怪談

「夜中のトイレはなんとなく怖い…」

 

特に午前2時〜2時30分ごろ、つまり「丑三つ時」に起きて、トイレに行くのが妙に怖いと感じたことはありませんか?

 

昔からこの時間帯には「霊が最も活発に動く時間」とされ、やってはいけない行動がいくつも語り継がれてきました。

 

この記事では、丑三つ時にトイレでやってはいけないことを中心に、そこに込められた意味や背景、さらには実際の体験談、現代での心理的な影響などを含めて詳しく解説します。

 

※この記事は一部、最新のAIを利用して作成しています。

 

「丑三つ時」とは何時なのか?

まず、「丑三つ時」という時間帯について正しく理解しておきましょう。

 

日本の古い時間の区分では、1日を12の「時(とき)」に分け、それぞれに干支の名前がつけられていました。

 

  • 丑の刻(1:00〜3:00)
  • その中でも「三つ時」=丑の刻の3番目の時間=2:00〜2:30ごろ

 

つまり、「丑三つ時」とは、午前2時~2時30分のわずか30分間を指します。

 

この時間帯は、古来より幽霊や妖怪などの“異界の者”が最も活発になる時間とされ、恐れられてきました。

 

丑三つ時のトイレでやってはいけないこと5選

それでは本題。「丑三つ時にトイレでやってはいけないこと」として、昔から語り継がれている禁忌を紹介します。

 

 

丑三つ時のトイレでやってはいけないこと1. 【鏡を覗き込んではいけない】

最もよく知られた禁忌のひとつがこれです。

 

トイレにある鏡や洗面台の鏡を、丑三つ時に覗き込むと――

 

 

「見てはいけないものが映る」

「自分の背後に“誰か”が立っているのが見える」

「自分の顔じゃない何かが映る」

 

といった怪談が数多く存在します。

特に心が弱っているときや、落ち込んでいるときに見ると“引き寄せられる”とも言われています。

 

丑三つ時のトイレでやってはいけないこと2. 【後ろを振り返ってはいけない】

トイレで用を足した後、ふと背後が気になって振り返る

この行動も、丑三つ時にはしてはいけないと言われています。

 

背後には“見てはいけない存在”が立っているかもしれないという恐れがあり、

 

「振り返った瞬間、何かと目が合ってしまう」

「その日から何かがおかしくなる」

 

といった話が古くから伝わります。

特に和式トイレの場合、“背中を向けている”時間が長くなるため、より不安感を増す要素になっています。

 

丑三つ時のトイレでやってはいけないこと3. 【携帯のカメラで自撮りをしない】

現代版の禁忌とも言えるのがこれです。

丑三つ時にトイレで「怖いけど記念に…」と、冗談半分で鏡越しに自撮りをすると

 

・自分の顔が歪んで写る
・誰もいないはずの後ろに顔がある
・保存されたはずの写真が消える

 

といった怪異の噂がネット上にも多く存在します。

 

科学的根拠はありませんが、スマホカメラが“現実にはないもの”を写してしまうというのは、昔の“鏡”に通じるものがあります。

 

丑三つ時のトイレでやってはいけないこと4. 【トイレで名前を呼んではいけない】

丑三つ時にトイレで誰かの名前を声に出して呼ぶと、その人に“何か”が起こるという話もあります。

 

これは、霊がその名前を聞き取り、本人のもとへ“行ってしまう”という民間伝承に基づいたものです。

 

  • たとえば、「○○〜!いる?」と確認のつもりで言った言葉が、霊への“招待”になってしまう、とされることも。

 

丑三つ時のトイレでやってはいけないこと5. 【トイレのドアを半開きにしたままにしない】

「トイレのドアは必ず閉める」「隙間を作らない」というのも、昔からある教えです。

 

特に丑三つ時には、

 

・開けたままにしておくと“入ってくる”
・開けたまま寝てしまうと“連れていかれる”

 

といった話があり、無防備な状態は避けるべきとされています。

 

なぜトイレに“霊”が集まるとされるのか?

日本だけでなく、世界中に「トイレには霊が出る」という話は多く存在します。

その理由のひとつが、“トイレは穢(けが)れの場所”とされてきた歴史的背景にあります。

 

トイレ=陰の気が溜まりやすい場所

風水や陰陽道において、トイレは“陰の気”が強く、湿気や悪臭、穢れが集まる場所とされてきました。

 

この「陰の気」と、丑三つ時の“霊の活動が活発になる時間”が重なることで、怪異が発生しやすいと考えられたのです。

 

「花子さん」など学校のトイレ怪談も多数

有名な「トイレの花子さん」も、まさにこの概念に基づいた怪談です。

閉鎖された空間・個室・薄暗い場所は、人間の心理的な不安を掻き立てやすく、想像力が膨らんでしまうのです。

 

実際に語られる体験談

ネット掲示板やSNS、体験談集では、丑三つ時のトイレでの“おかしな出来事”がいくつも報告されています。

 

体験談①:鏡にもうひとつの顔

「夜中2時ごろ、目が覚めてトイレへ。洗面所で手を洗ったとき、鏡にうつった自分の肩越しに“別の顔”が見えた気がして、一瞬で凍りついた。

振り返ったけど誰もいない。でも、確かに“いた”感じがした。」

 

体験談②:誰かに呼ばれた声

「深夜のトイレ中に、誰かが自分の名前を小声で呼ぶ声が聞こえた。

家には自分しかいないはずだったのに…。怖すぎて朝まで電気をつけて過ごした。」

 

丑三つ時のトイレに入るときの3つの心構え

迷信とはいえ、丑三つ時のトイレには“気をつけたほうがいい”と感じる人も多いでしょう。

以下のような心がけで、安心感を高めることができます。

 

丑三つ時のトイレに入るときの心構え①明かりをつける(暗闇は避ける)

心霊現象の多くは「薄暗い状況」で語られるため、明るく保つことで安心感が得られます。

 

丑三つ時のトイレに入るときの心構えお守りや塩を持つ

お守りや小さな塩の袋などを持ち歩く人も。

 

塩には“清め”の効果があるとされます。

 

丑三つ時のトイレに入るときの心構え霊的な話題を避ける

思い出すだけでも“引き寄せてしまう”という考えもあります。

 

夜中のトイレでは特に注意。

 

まとめ:「丑三つ時のトイレ」は心と体を落ち着けて

「丑三つ時にトイレでやってはいけないこと」は、迷信のようにも思えますが、そこには古くからの知恵や戒めも込められています。

 

やってはいけない5つの行動まとめ

  1. 鏡をじっと覗き込む
  2. 背後を振り返る
  3. スマホで自撮りをする
  4. 誰かの名前を呼ぶ
  5. ドアを半開きにする

“信じる・信じない”は人それぞれですが、不思議なことや見えない存在に対する畏れや敬意を持つことは、どの時代でも大切な感覚です。

 

夜中のトイレはできるだけ明るく、安全に。そして、なるべくなら丑三つ時はぐっすり寝ている方が、精神的にも身体的にも健康的かもしれませんね。

 

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ゆいと

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