日々、学びの場で支えてくれた担任の先生へ、「ありがとう」の気持ちをどう伝えるか迷っていませんか?
口で言うのは照れくさい。
文章にしても、うまく言葉が出てこない。
でも、せっかくなら心からの感謝をきちんと伝えたい。
そんなあなたのために、今回は担任の先生へのお礼の手紙の例文を、言葉選びから構成まで丁寧にまとめました。
生徒から先生へ、また保護者から先生へ、それぞれに使えるフレーズもご紹介します。
目次
担任の先生へのお礼の手紙【例文】〜生徒から〜
〇〇先生へ
3年間、本当にありがとうございました。
入学したばかりの頃、私は新しい環境に緊張してばかりで、先生と話すのも、クラスに馴染むのも時間がかかりました。そんな私に、先生はいつも優しく声をかけてくださり、見守ってくださったこと、今でもよく覚えています。
勉強が苦手で、何度も「もう嫌だ」と投げ出しそうになったことがありました。そのたびに、先生は「大丈夫、一緒にやっていこう」と励ましてくれて、遅くまで一緒に残って教えてくれたこともありましたね。
体育祭や文化祭、合唱コンクールなど、行事のたびに「みんなで楽しもう」と全力で盛り上げてくれる先生の姿に、クラス全体がひとつになっていったように思います。特に、2年生のときの文化祭では、企画の準備で揉めていた私たちに、先生が「意見が違うのは悪いことじゃないよ。でも、お互いをちゃんと認め合おう」と言ってくれたことで、みんなが素直に話し合えるようになりました。
あの時、先生が私たちの成長を信じてくれたから、私たちは変わることができました。
思い返せば、楽しいことばかりではなく、つらいこと、悩んだこともたくさんありました。でも、どんな時も私たちの前では明るく、そして真剣に向き合ってくれる先生の姿勢から、私はたくさんのことを学びました。
ときには厳しく、ときには優しく、そしてどんな時も温かく、私たちの成長を支えてくださったこと、本当に感謝しています。
卒業しても、先生に教えていただいた「努力を続けること」「人の気持ちを思いやること」「自分を信じること」を胸に、前を向いて歩いていきます。
先生と過ごした時間、教えていただいたすべてのことは、私にとって一生の宝物です。
本当にありがとうございました。
どうかお体に気をつけて、これからも素敵な先生でいてください。
〇〇〇〇(名前)
担任の先生へ感謝の気持ちを伝えるためのコツ
手紙を書くうえで大切なのは、自分の言葉で伝えること。
決して上手な文章でなくても、以下のような構成にすると伝わりやすくなります。
担任の先生へのお礼の手紙:基本の構成
- 冒頭の挨拶(例:「お世話になりました」「ありがとうございました」)
- 具体的な思い出・印象的な出来事
- 先生から学んだこと
- 感謝の言葉と今後への思い
- 締めの言葉(体調を気遣うなど)
担任の先生へのお礼の手紙:使いやすいフレーズ集
- 「いつも優しく見守ってくださり、ありがとうございました」
- 「〇〇の時の先生の言葉が、今でも心に残っています」
- 「先生の笑顔に何度も救われました」
- 「これからも先生のような大人になれるよう、がんばります」
担任の先生へのお礼の手紙【例文】〜保護者から〜
〇〇先生へ
このたびは、〇〇(子どもの名前)がお世話になり、心より感謝申し上げます。
入学当初は新しい環境に不安を感じていた様子の〇〇でしたが、先生の温かく丁寧なご指導のおかげで、少しずつ笑顔を見せるようになり、毎日楽しく登校できるようになりました。
学習面だけでなく、生活の中での些細な変化にも常に気を配っていただき、時にはご連絡をくださったり、面談でじっくりとお話をしてくださったりと、細やかなご対応に心より感謝しております。
特に印象的だったのは、〇〇が友達との関係で悩んでいた時の先生の対応です。すぐに気づいてくださり、本人の気持ちに寄り添いながら、同時に周囲の子どもたちにも配慮をしてくださったこと、本当にありがたく思いました。
一人ひとりをしっかりと見つめ、向き合ってくださる先生の姿に、親として大きな信頼と安心を感じておりました。
子どもにとって、そして親にとっても、担任の先生の存在はとても大きなものです。〇〇にとって、〇〇先生との出会いは、人生の中でかけがえのない経験であり、成長の支えとなったことは間違いありません。
これからも、多くの子どもたちの成長を見守っていかれる中で、どうかお体に気をつけて、ますますご活躍されますことをお祈りしております。
本当にありがとうございました。
〇〇〇〇(保護者名)
担任の先生へのお礼の手紙を贈るときのちょっとした気配り
- 手書きだと、より気持ちが伝わります。
- 便箋はシンプルで清潔感のあるものがおすすめ。
- 季節の挨拶や先生の健康を気遣う言葉があると丁寧です。
- 贈り物を添えるなら、控えめなもの(ハンカチやお菓子など)を選びましょう。
まとめ|「ありがとう」は一生残る贈り物
担任の先生との関係は、たった1年や数年間であっても、とても深く、心に残るものです。
言葉にして感謝を伝えることで、先生もきっと温かい気持ちになってくださるはずです。
この手紙が、あなたの「ありがとう」の気持ちを伝えるお手伝いになれば幸いです。