大事な書類や急ぎの手紙を送りたいときに便利な「速達郵便」。
封筒の表に赤い線を引くというルールは知っているけれど、こんな疑問を持ったことはありませんか?
- 赤線ってボールペンで書いても大丈夫なの?
- マジックじゃないとダメ?
- シャチハタのスタンプや赤テープでもOK?
- 間違って青い線にしちゃったけど…届く?
このように、速達の赤線のルールは意外と曖昧なまま使っている人が多いのが現実です。
この記事では、「速達郵便の赤線はボールペンで書いても問題ないのか?」というテーマを軸に、郵便局が定めるルールや、より確実に届けるためのポイントを、初心者にもわかりやすく解説します。
目次
速達とは?赤線の意味と役割
まず最初に、そもそも「速達」とは何かを再確認しておきましょう。
速達とは?
速達とは、通常郵便よりも早く相手に届けるための郵送サービスで、追加料金を支払うことで優先的に配達されます。
通常の封書が1〜2日かかるところを、速達なら翌日着が基本(地域によっては当日着も)。
赤線の意味
速達郵便では、封筒の左上に赤い線を引くことで、郵便局の職員が「これは速達だ」と一目で識別できるようにします。
つまり赤線は、視覚的な目印であり、速達として迅速に処理されるための重要なサインです。
速達扱いは、赤線だけではなく「速達料金の切手(または窓口での申告)」が必要です!
本題:赤線はボールペンで書いてもいいの?
結論:ボールペンでもOK。ただし条件あり
日本郵便の公式ガイドラインでは、速達郵便に関する赤線の記述について明確な色指定はありませんが、「赤いペン・マジックなどで線を引いてください」と案内されています。
しかし現場の郵便局員さんの声や実際の配達事例から見ると、以下のことがわかっています。
【ボールペンOKの条件】
- 赤インクであればボールペンでも問題なし
- 太め(視認性のある太さ)で引くことが望ましい
- 細すぎたり、薄いピンク系は避けたほうが無難
- 鉛筆やシャープペンシル、青・黒のインクはNG
✅ 赤インクボールペンでの速達線は「通る」。でも…
現実的には、赤ボールペンで書いた速達も問題なく届きます。
ただし、視認性が悪い場合は、通常郵便として扱われてしまうリスクもゼロではありません。
そのため、確実性を重視するなら、次の方法がより安心です。
おすすめの方法①:赤い油性マジックで書く
郵便局員が最も見慣れており、視認性も高いのが赤い油性マジックです。
- 太字(中字以上)がベスト
- 油性なら滲みにくく、扱いやすい
- 封筒の紙質にもなじみやすい
ポイント:横線でも斜め線でもOK。封筒の左上1/4あたりに1〜2本引くのが基本です。
おすすめの方法②:速達スタンプや赤いテープを使う
どうしても赤ペンが手元にない場合は、次の方法でも代用できます。
- 「速達」と書かれたスタンプを押す
- 赤いラインの入った速達専用ラベルを貼る
- 赤いマスキングテープやビニールテープを代用
郵便局窓口でも「速達スタンプ」を押してくれるので、自分で書かなくてもOK!
速達の出し方|赤線以外に必要な3つのポイント
速達の出し方|赤線以外に必要なポイント① 通常郵便料金+速達料金の切手を貼る
- 25g以内の定型封書 → 84円(基本)+速達料金260円 = 合計344円分の切手
- 重さに応じて料金は増加(※日本郵便料金表を確認)
速達の出し方|赤線以外に必要なポイント② ポスト投函 or 窓口提出
- ポストに投函するときは「赤線」「正確な料金」が必要
- 不安なときは窓口で確認&申告が確実!
速達の出し方|赤線以外に必要なポイント③ 差出時刻に注意
- 当日配達の締め切り時間は郵便局ごとに異なる
- 午後以降に出す場合は「翌日配達」になることも
【注意点】速達郵便のNG例
間違い例 | 内容 | 結果 |
---|---|---|
黒ボールペンで赤線風に引く | 色が赤でない | 通常郵便扱いにされる恐れ |
ピンクやオレンジの薄いペン | 赤と認識されないことがある | 見落とされやすい |
赤線なしで速達切手のみ | 視覚的にわからない | 処理が遅れる可能性あり |
料金不足 | 通常郵便になる or 返送される | 相手に届かないことも |
よくある質問(FAQ)
Q. 黒のボールペンしかない!どうする?
A. 速達と明記したメモを封筒に貼るか、郵便窓口で申告するのがおすすめです。
赤線は視認性のためなので、窓口で確認すれば問題なし。
Q. ボールペンで書いた赤線が細すぎたけど、届く?
A. 基本的には届きますが、「速達」として見落とされるリスクがあります。
可能であれば太字で書き直しましょう。
Q. ポストに投函しても速達になる?
A. 速達料金+赤線が正しくあれば、ポストでも対応されます。
ただし、集荷時間を過ぎていると翌日扱いになることがあるので注意!
まとめ|速達の赤線はボールペンでも書ける!でも、見やすく丁寧にが基本
ここまで見てきたように、速達の赤線は「赤インクのボールペン」でも書けます。
ただし、視認性や対応のスムーズさを考えると、油性マジックなどでしっかり太く書くのがベストです。
本記事のまとめ
- 速達の赤線はボールペンでもOK(赤インクで太めに書く)
- 細すぎたり色が薄いと通常郵便扱いになる可能性あり
- 安心・確実なのは赤マジック・スタンプ・窓口申告
- 赤線だけでなく「速達料金」も忘れずに!
- 急ぎの場合は、集荷時間・出す場所にも注意すること
速達は、日常でもビジネスでも使えるとても便利な郵送方法です。
赤線一本で処理の優先度が変わるからこそ、正しい書き方とマナーを覚えておくことが大切です。