スマートフォンで留守番電話の通知を見たとき、こんな画面を目にしたことはありませんか?
「留守番電話サービス」
「1件のメッセージがあります」
「発信」
この「発信」ボタン、うっかり押すとどうなるの?料金はかかる?相手にかかるの?
そんな不安を感じたことのある方も多いのではないでしょうか。
本記事では、スマートフォンやガラケーで表示される「留守番電話 発信」ボタンを押すと何が起こるのかを、通信事業者(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなど)のシステムの違いも交えて、わかりやすく丁寧に解説します。
目次
そもそも「通信事業者の留守番電話」とは?
通信事業者が提供している留守番電話サービスは、電話に出られなかった時に自動音声で応答し、メッセージを録音してくれる機能です。
大手キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク)をはじめ、楽天モバイルや一部のMVNO(格安SIM)もこのサービスを提供しています。
通信事業者の留守番電話:主なサービス名称(キャリア別)
キャリア | サービス名 |
---|---|
NTTドコモ | 留守番電話サービス |
au(KDDI) | 留守番電話サービスEX |
ソフトバンク | 留守番電話プラス |
楽天モバイル | 留守番電話サービス(無料) |
一部MVNO | 留守番電話(オプション) |
「発信」ボタンを押すとどうなるのか?
結論:通信事業者の留守番電話センターに電話がかかる
留守番電話通知に表示される「発信」ボタンを押すと、そのメッセージを録音した留守番電話センターに電話が発信され、録音内容を再生する操作画面へ移行します。
つまり、
- 留守番電話センター(音声案内)に電話をかける
- 録音されたメッセージを再生・操作できる
- 相手に直接電話がかかるわけではない
このような流れになります。
【ポイント】「発信」=相手への電話ではなく、自分が留守番電話センターへかける操作です!
発信すると料金は発生するの?
料金については、キャリアや契約プランによって異なります。
以下に主なキャリアの料金体系をまとめました。
ドコモ
- 留守番電話サービス:月額330円(税込)
- 通話料金:センターへの再生も通話扱い(通話料が発生)
- かけ放題プラン対象であれば無料
au
- 留守番電話EX:月額330円(税込)
- 通話料金:留守番電話センターへの通話扱い
- ピタットプランなどでは、再生時に通話料がかかる
ソフトバンク
- 留守番電話プラス:基本無料(スマホプラン加入時)
- 通話料金:基本的に無料(プランによる)
楽天モバイル
- 無料で利用可能
- 留守電再生も「Rakuten Link」経由であれば無料
iPhoneやAndroidでの留守電発信の流れ
iPhone(ドコモ・au・ソフトバンク)
- 通知や通話履歴に「留守番電話」あり
- 「発信」ボタンをタップ
- 留守番電話センターにつながり、自動音声が流れる
- 再生・削除・保存などの操作を選択
Android(機種により操作異なる)
- 留守電通知(例:再生・発信ボタン)が表示される
- タップすると録音内容が音声で流れる
- 一部端末ではアプリ「伝言メモ」機能との併用あり
注意:スマホに録音が保存される「伝言メモ」と、通信事業者の「留守番電話サービス」は別物です。
相手に電話がかかることはある?
結論としては、発信ボタンを押しても、相手に直接電話がかかることはありません。
あくまで、キャリアの留守番電話センターに発信されるだけです。
ただし例外として、
- 留守番電話の通知をタップした際に、相手の番号に直接リダイレクトされる設定(まれにあり)
- SIMの設定やアプリがカスタマイズされている場合
こういったケースでは、自分が誤って相手に発信してしまう可能性もゼロではありません。
特にシニア向けスマホやカスタムされたAndroid機種は注意が必要です。
自分がどの留守番電話サービスを使っているか確認する方法
確認方法(キャリア別)
- ドコモ:「My docomo」または「設定」→「通話設定」→「留守番電話」
- au:「My au」または「通話サービス設定」
- ソフトバンク:「My SoftBank」→「オプションサービス」
- 楽天モバイル:「Rakuten Link」アプリから確認可能
便利な豆知識
- 留守電が聞ける番号
- ドコモ:1417
- au:1417
- ソフトバンク:1416
- 楽天:自動で通知アプリ経由
番号に直接かけても再生できます!
留守番電話を使ううえでの注意点
① プランによっては有料になる
使っていないつもりでも、知らないうちに月額料金が発生しているケースも多いです。
確認して不要ならオプション解約を。
② 留守電容量に制限がある
- 通常は20~30秒×20件程度まで
- 古いメッセージは自動削除される場合あり
③ 留守電の代わりに「伝言メモ」を活用するのも手
スマホ本体に録音される「伝言メモ」は、通信料もかからず無料で使える便利機能。
オフラインでも再生でき、容量制限も緩め。
まとめ|「発信ボタン=再生用」だから心配なし!
通信事業者の留守番電話通知にある「発信」ボタンを押すと、
- 留守番電話センターへ発信される
- 録音されたメッセージを再生するための操作に入る
- 相手に直接かかるわけではない
- 一部プランでは通話料が発生することもある
ということになります。
不安に感じたまま放置してしまうと、大切なメッセージを聞き逃すことにもつながります。
ぜひ今回の内容を参考にして、安心して留守電を活用してみてくださいね。