新幹線に乗るとき、誰もが一度は気になるのが「座席のリクライニングの倒し方」ではないでしょうか?
- どうやって倒すのか、操作方法がわからない
- 後ろの人に何か声をかけるべき?
- 倒してもいいタイミングってある?
- グリーン車と自由席で違いはあるの?
新幹線は、長時間乗ることも多く、快適な移動のためには座席を倒してリラックスすることも大切です。
しかし、倒し方やタイミング、マナーを間違えると、周囲とのトラブルにもなりかねません。
本記事では、初めての方でも安心して実践できる「新幹線の座席の倒し方」を、具体的な操作手順からマナー、注意点、座席の種類別の違いまでわかりやすく解説します!
目次
基本:新幹線の座席はリクライニング可能!
東海道・山陽・東北・北陸など、主要な新幹線の普通車・グリーン車・グランクラスには、すべてリクライニング機能付きの座席が搭載されています。
主な座席の種類とリクライニングの特徴
車両 | リクライニングの有無 | 傾斜の特徴 |
---|---|---|
普通車(指定・自由) | あり | 通常30度程度まで倒れる |
グリーン車 | あり | 座面スライド+傾斜の高級タイプ |
グランクラス | あり | フルフラット近くまで倒れる(電動) |
普通車でも、しっかり倒すとけっこう傾斜があるので、後方への配慮が重要です。
【操作方法】新幹線の座席を倒す具体的な手順
多くの新幹線の座席には、座面の下側(ひざの横あたり)にレバーが付いています。
新幹線の座席を倒す手順1:リクライニングレバーの位置を確認
- 座席の右下(右利き用が多い)
- 手を下に伸ばすと、「カチッ」と動く金属またはプラスチックのレバー
新幹線の座席を倒す手順2:背もたれに体を預けながらレバーを引く
- 背中を背もたれに軽く押しつけながらレバーを引くと、背もたれがスムーズに後ろへ倒れます
新幹線の座席を倒す手順3:お好みの角度でレバーを離す
- 倒したい角度でレバーを戻すと、背もたれが固定されます
- レバーを戻さずに手を離すと、急に戻る可能性があるので注意!
新幹線の座席を倒す手順4:元に戻すときも同じ手順
- レバーを引きながら体を前に倒すと、元の位置まで戻せます
【マナー】座席を倒す前に必ず意識すべき3つのポイント
新幹線の座席を倒す前のポイント①:後ろの人に「ひと言声をかける」のが基本マナー
「すみません、少し倒してもよろしいですか?」
このひと言があるかないかで、快適さと印象はまったく違います。
いきなり倒すと、後ろの人のドリンクがこぼれたり、ノートPCに当たるなどのトラブルにもつながりかねません。
たとえ空いていても「念のため一声かける」のが、大人のマナーです。
新幹線の座席を倒す前のポイント②:倒すときは「ゆっくり、慎重に」
急にガタンと倒すと、後ろの人がびっくりしたり、不快に感じてしまいます。
レバーを引いたら、少しずつ丁寧に角度を調整しましょう。
新幹線の座席を倒す前のポイント③:到着前には座席を元に戻す
新幹線では、駅に到着する前に背もたれを戻すことが推奨されています。
- 清掃スタッフが作業しやすいように
- 次に座る人への配慮
- 周囲の動きを妨げないため
アナウンスで「座席を元にお戻しください」と流れるのを合図にしましょう。
【座席の種類別】倒し方・注意点の違い
普通車(指定席・自由席)
- レバー式(手動)で、どの席もほぼ同じ構造
- リクライニング量はそこそこあるため、倒すときは後方確認が必須
- 自由席では混雑しやすいため、無理に倒さない配慮も大切
グリーン車
- レバーではなく「ボタン+座面スライド式」の場合もあり
- 足元が広く、倒しても後方の影響が少ないが、声かけのマナーは同様に必要
- 専用のフットレストや読書灯がある場合、座席の倒し角度で干渉することがあるため注意
グランクラス
- 電動リクライニングで、タッチパネルやボタン操作
- CA(車内アテンダント)が説明してくれるので安心
- ほぼ個室感覚の座席で、後ろの席とは独立していることが多いため、リクライニングの制限は少ない
【こんなときどうする?】よくあるQ&A
Q. 後ろの人が食事中だったら、座席は倒してもいい?
A. できればタイミングをずらすのがベター。
様子を見て、食事が終わった後に倒すのが理想です。
Q. 後ろの人がいないときも、声をかけるべき?
A. その場合は静かに倒せばOK。ただし、途中で乗ってくる可能性もあるので、倒しすぎには注意。
Q. レバーが見当たらない・反応しないときは?
A. モデルの違いによって操作位置が異なる場合があります。座席の側面や座面下側を探してみましょう。
壊れていると感じた場合は、車掌や乗務員に相談を。
【まとめ】座席の倒し方ひとつで、快適さも印象も変わる
新幹線の座席を倒すのは、ちょっとしたことのようで、他人への配慮や思いやりが問われる場面でもあります。
しっかりリクライニングを活用すれば、長時間の移動も快適になりますし、疲れもぐっと軽減されます。
本記事のポイントまとめ
- 新幹線の座席は多くの場合、手動レバー式で簡単に倒せる
- 倒す前には「一声かける」のがマナー
- ゆっくりと、丁寧に倒すこと
- 降車前には座席を元に戻す
- グリーン車・グランクラスは操作方法が異なる場合もある