スケジュール調整やビジネスメール、習い事のお知らせなどでよく見かける「上旬・中旬・下旬」という言葉。
でも、
- 「上旬って具体的に何日から何日?」
- 「中旬と下旬の境目ってどこ?」
- 「書類提出は“下旬まで”って言われたけど、いつまでOK?」
など、意外とハッキリわからないという人も多いのではないでしょうか?
この記事では、「上旬・中旬・下旬」の意味とそれぞれの期間、正しい使い方、ビジネスや日常での活用例などを、初心者にもわかりやすく解説します!
上旬・中旬・下旬の意味と具体的な範囲
それぞれの意味と定義
まずは基本から押さえておきましょう。
用語 | 意味 | 具体的な日付の範囲(※一般的な基準) |
---|---|---|
上旬(じょうじゅん) | 月のはじめの10日間 | 毎月1日〜10日 |
中旬(ちゅうじゅん) | 月の中ほどの10日間 | 毎月11日〜20日 |
下旬(げじゅん) | 月の終わりの10日間 | 毎月21日〜月末(30日または31日) |
このように、それぞれ「10日間ずつ」に分かれているのが基本です。
ただし、月によって末日の違いがあるので、下旬だけは日数が多少前後します。
例:3月の上旬・中旬・下旬は?
- 上旬:3月1日~3月10日
- 中旬:3月11日~3月20日
- 下旬:3月21日~3月31日
2月のように28日(うるう年で29日)の月の場合、下旬は「21日〜28日(または29日)」となります。
上旬・中旬・下旬の使い方と注意点
ビジネスでの使い方
ビジネスの現場では、日付をざっくりと伝えるときに「上旬・中旬・下旬」が便利に使われます。
例文
- 「資料の提出は4月中旬までにお願いします」
- 「納期は5月下旬を予定しています」
- 「お打ち合わせは6月上旬に調整できればと思います」
このように使うと、相手にある程度の猶予を与えつつ、具体的なスケジュール調整がしやすくなります。
プライベートや季節感でも使える
- 「旅行は8月下旬に行く予定です」
- 「桜の見ごろは3月下旬から」
- 「梅雨入りは例年6月上旬ごろ」
など、季節の話題やイベント時期の会話にもよく使われます。
よくある疑問Q&A
Q1:「中旬の“中”って15日あたりのこと?」
A:15日だけを指すわけではなく、11日~20日までの10日間を指します。
ただ、15日あたりをざっくり「中旬」と表現することもありますが、正式には10日間の範囲を示す言葉です。
Q2:「下旬“まで”って言われたけど、何日まで?」
A:下旬=21日から月末なので、「○月下旬まで」と言われたらその月の最終日(30日または31日)までと解釈するのが一般的です。
Q3:「上旬の中でも具体的な日が知りたい時は?」
A:「◯月上旬(5日ごろ)」のように、補足で日にちを入れるとより親切です。
特にビジネスメールなどでは誤解を防げます。
上旬・中旬・下旬を使うときのポイント
明確にしたいときは日付を添えよう
「上旬」とだけ書くと、人によって「5日くらいまで」と考える人もいれば「10日まで」と思う人もいます。
特に納期や締切などでトラブルを避けたいときは、
- 「4月上旬(1日〜10日)」
- 「5月中旬(11日〜20日)」
- 「6月下旬(25日ごろまでに)」
のように、カッコで補足すると親切です。
相手の都合も考慮して幅をもたせる
打ち合わせや訪問予定などを調整する際には、
- 「7月中旬〜下旬にかけて」
- 「6月下旬〜7月上旬でご都合の良い日を教えてください」
のように、前後をまたぐ表現を使うと柔軟な対応がしやすくなります。
まとめ:「上旬・中旬・下旬」は10日ずつが基本!
- 上旬=1日〜10日、中旬=11日〜20日、下旬=21日〜月末
- 下旬だけは月によって最終日が異なる
- ビジネスや季節の表現で幅広く使える
- 誤解を防ぐために、必要に応じて日付を補足すると◎
「なんとなく使っていたけど、正確には知らなかった…」という方も多い「上旬・中旬・下旬」。
これを機に正しい範囲と使い方をしっかり覚えて、メールや会話でもスマートに使いこなしましょう!