「高速道路を走っていたら、赤いフラッシュが光った気がする」
「もしかしてオービスに撮られた？でも通知が来ない……」
こんな不安を抱えたことはありませんか？
オービス（自動速度取締装置）に関する通知は、確実に来るように感じられますが、実は「通知が来ないケースもある」のが現実です。
この記事では、以下のようなポイントについて詳しく解説していきます。
- オービス通知が来ない理由
- 実際の通知率・確率
- 通知が来るまでの期間
- 通知が来ない＝セーフではない
- 安全運転のすすめ
目次
そもそも「オービス」とは何か？
まずは基本のおさらいから。
オービスとは、「自動速度違反取締装置」のこと。
道路に設置されている固定式カメラで、法定速度を一定以上超過すると、自動で写真が撮影されます。
特徴
- ナンバープレートと運転者の顔を撮影
- 撮影後、警察がデータを確認して違反通知を郵送
- 通知が届けば出頭義務あり
つまり、ただ光っただけでは即違反確定とはなりません。
通知が届いて初めて「違反扱い」になるのです。
通知が来ない可能性はあるのか？
結論から言うと、通知が来ない可能性は「ある」けれど、それほど高くはないです。
さまざまな要因によって、「オービスが作動しても通知が来ない」ケースがあります。
主な理由を見ていきましょう。
オービス通知が来ない理由①：撮影ミスやデータ不備
オービスは機械で自動撮影しますが、完璧ではありません。
- ナンバープレートが汚れていて読み取れなかった
- 運転者の顔がサングラスや帽子で見えなかった
- 天候（雨・雪・霧）で撮影画像が不鮮明だった
- フロントガラスの反射で顔が認識できなかった
このように運転者の特定が困難な場合、警察は違反処理を見送ることがあります。
オービス通知が来ない理由②：装置の不具合
オービスも電子機器なので、故障することがあります。
- 古いフィルム式オービスでフィルム切れ
- デジタル式の記録エラー
- 通信障害によるデータ送信失敗
機械の不調により、光ったけど記録が残っていなかったという事例も実際に報告されています。
オービス通知が来ない理由③：速度がギリギリだった
オービスはある程度の速度超過（例えば30km/h以上）で作動するよう設定されています。
つまり、
- 10〜20km/h程度の軽微な超過では作動しない
- ギリギリのラインでは撮影されても警告レベルで通知が来ないこともある
特に、オービスが光ったとしても「設定速度に達していなかった」可能性がある場合、通知は送付されません。
オービス通知が来ない理由④：運転者が特定できない
- 車が法人名義・社用車・レンタカーだった
- 登録住所と実際の居住地が違う
- ナンバーが盗難車・偽装だった
このように、車両の所有者と運転者が異なる場合や住所が不明確な場合、警察の確認に時間がかかったり、結果として通知が来なかったりします。
通知が来るまでの期間はどれくらい？
一般的には、違反から1週間〜1ヶ月以内に通知が届くとされています。
ただし、以下のようなケースでは通知が3ヶ月程度遅れることも：
- 他県ナンバーでの違反（照会に時間がかかる）
- 運転者の照会に時間を要する（レンタカー・法人車両）
- 書類作成や郵送が混雑している
3ヶ月を過ぎても通知が来ない場合、「おそらく大丈夫だったかも？」と考える人も多いですが、確実なことは誰にもわかりません。
「通知が来ない＝違反じゃない」とは限らない
たとえオービスに撮られていても、通知が来なければ違反扱いにはなりません。
しかし、だからといって「問題ない」「運が良かった」と済ませるのは危険です。
- 後日、突然通知が届くこともある
- 警察署への呼び出しが郵送以外の方法で行われる場合も
- そもそも速度超過は重大な交通違反
通知が来ないことを期待するのではなく、安全運転を心がけることが最も大切です。
オービスに関するよくある誤解
● フラッシュが光らなければ大丈夫？
→ 近年は無発光（無閃光）型もあり、光らなくても撮られていることがあります。
● スマートフォンのアプリでオービスを回避できる？
→ 一部のアプリは設置場所を示しますが、あくまで参考情報。過信は禁物です。
実際の通知が来ない確率はどれくらい？
公的なデータは存在しませんが、複数の元警察関係者や交通専門家によれば、
オービスが作動しても通知が来ない確率は「5〜10％程度」
（※ただし、地域や状況により異なります）
つまり、9割近くは通知が来る可能性が高いと考えておいた方が無難です。
まとめ：オービスは「光った時点」でリスク
最後にもう一度、ポイントをまとめましょう。
- オービスが作動しても通知が来ないケースは「ある」
- 主な理由は撮影ミス、機器の不具合、運転者の特定不能など
- 通知は通常1週間〜1ヶ月、長いと3ヶ月以上かかることも
- 通知が来なかったからといって油断は禁物
- 最も大事なのは、法定速度を守って安全運転すること
“通知が来ない確率”に期待するより、そもそも違反しない意識を持つことこそ、安心への近道です。
オービス（自動速度違反取締装置）が作動した際、通知が届かない場合があることが知られています。
ナンバーやドライバーの顔が不鮮明だった場合
交通事故弁護士相談Cafeによれば、オービスが作動しても、撮影された画像が不鮮明で車両のナンバーや運転者の顔が判別できない場合、通知が届かないことがあります。
フィルム切れや機器の不具合
弁護士法人ベンチャーサポート法律事務所の記事では、オービスのフィルム切れや機器の不具合により、正常に撮影されていないケースがあると指摘しています。
通知が届くまでの期間と来ない場合の確率
Legal Smart法律事務所によると、オービスが作動してから通知が届くまでの期間は数週間から1ヶ月程度が一般的ですが、状況によってはそれ以上かかる場合もあり、まれに通知が届かないケースも存在します。
これらの記事を参考に、オービスが作動した際の通知に関する理解を深めていただければと思います。
