「お足元の悪い中、お越しいただきありがとうございます」
ビジネスシーンやフォーマルな場でよく聞くこのフレーズですが、「なんとなく使ってるけど、実は意味をよく知らない…」という方も多いのではないでしょうか?
この記事では、「お足元の悪い中」という言葉の正しい意味や使い方、例文を交えて、わかりやすく解説していきます。
言葉の背景や使う際の注意点も紹介しますので、最後まで読めば誰でも自然にこの表現を使いこなせるようになりますよ!
目次
お足元の悪い中とは?意味を正しく理解しよう
「お足元の悪い中」の意味
「お足元の悪い中」とは、天候や道路状況が良くない中で、わざわざ足を運んでくださったことへの感謝や労いの気持ちを表す丁寧な表現です。
具体的には、以下のような状況を指します
- 雨が降っている
- 雪が積もっている
- 強風で歩きづらい
- 道がぬかるんでいる
このように「移動が不便な天候や状況」のことを指しており、決して「足元が滑りやすい場所」のことだけを言っているわけではありません。
丁寧さを表す敬語表現
「お足元の悪い中」は、
- 「足元」:相手の移動や訪問を指す婉曲表現
- 「悪い」:天候や状況が良くないこと
- 「お~の中」:全体を柔らかく丁寧にする敬語表現
という構成になっています。相手を思いやる気持ちを込めた非常に丁寧でフォーマルな表現です。
どんな場面で使う?お足元の悪い中の使い方
主な使用シーン
以下のような場面で使うことが多いです。
- 来客時のあいさつ
- イベントやセミナーでの冒頭あいさつ
- メールや手紙の書き出し
- 会議や打ち合わせでの感謝の言葉
基本的には、自分の元へ来てくれた相手に対して使う言葉です。
逆に、自分が訪問する際に使うのは不自然なので注意しましょう。
ビジネスで使える!例文集
ここからは、実際にビジネスシーンなどでそのまま使える自然な例文をご紹介します。
あいさつ文で使う例
- 「お足元の悪い中、お越しいただき誠にありがとうございます。」
- 「本日はお足元の悪い中、ご足労いただきまして心より感謝申し上げます。」
- 「あいにくの天候にもかかわらず、お足元の悪い中ご来場いただきありがとうございます。」
メールで使う例
件名:本日のご来社、誠にありがとうございました
本文:〇〇様
本日はお足元の悪い中、弊社までお越しくださり、誠にありがとうございました。今後とも変わらぬご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
件名:打ち合わせの御礼
本文:〇〇様
お世話になっております。先ほどはお足元の悪い中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。今後のプロジェクトに関して、前向きに進めてまいります。
スピーチ・司会で使う例
- 「皆様、本日はお足元の悪い中、当セミナーにご参加いただきまして、誠にありがとうございます。」
- 「雨天にもかかわらずお集まりいただいた皆様に、心より御礼申し上げます。」
使うときの注意点とマナー
自分が行くときには使わない
「お足元の悪い中」は、あくまで相手が自分のもとに来てくれたことに対して使う言葉です。
✕「本日はお足元の悪い中、訪問させていただきありがとうございました」
→これは誤用です。
代わりにこう言いましょう。
〇「本日はあいにくの天候の中、お時間をいただきありがとうございました」
天候が良い日には使わない
「お足元の悪い中」は、天候が悪い日や道が悪い日限定の言葉です。
晴天の日に使うと不自然なので、「お忙しい中」や「ご多用のところ」など他の表現に変えましょう。
類似表現と使い分け
表現 | 意味・使う場面 |
---|---|
お足元の悪い中 | 雨・雪など天候が悪い中の来訪に対する感謝 |
お忙しい中 | 多忙なスケジュールの中で来てくれたことへの感謝 |
ご多用のところ | 忙しく時間の余裕がない中での訪問に感謝 |
ご足労いただき | わざわざ訪問してくれたことへの敬意と感謝 |
あいにくの天候の中 | 雨・風などの悪天候に対して少し柔らかい表現 |
まとめ|お足元の悪い中は気遣いの言葉
「お足元の悪い中」は、相手を気遣い、感謝の気持ちを丁寧に伝える美しい日本語表現です。
この記事のまとめ
- 「お足元の悪い中」は、悪天候や道の悪い中での来訪への感謝を表す敬語
- ビジネスやフォーマルな場面で使われる丁寧なあいさつ
- 晴れの日や自分が訪問する場合には使わない
- 類似表現とうまく使い分けて相手に敬意を伝えよう
相手に配慮した言葉づかいは、ビジネスマナーとしても大切です。
ちょっとした表現の使い方で、印象がぐっと良くなりますよ!
ぜひこの記事を参考に、あなたも「お足元の悪い中」を自然に使ってみてくださいね。