英語学習中、「tear」という単語に出会ったとき、「あれ?これって『泣くときの涙』?それとも『破る』って意味?」と迷ったことはありませんか?
実は「tear」という単語には意味や発音が複数あり、さらに複数形「tears」になると意味も変わってきます。
この記事では、「tears」と「tear」の違いと使い分けについて、意味・発音・例文とともに詳しく解説していきます。
目次
1. 「tear」と「tears」の基本的な意味と発音の違い
「tear」はひとつの単語で2つの異なる意味と発音を持つ、いわゆる「多義語」です。
1-1. 意味その①:涙(名詞)
- 綴り:tear
- 発音:[tɪər](ティア)
- 意味:目から流れる「涙」
- 複数形:tears
例文
- She wiped away her tears.
(彼女は涙をぬぐった。) - A tear rolled down his cheek.
(1粒の涙が彼の頬をつたった。)
「涙」の意味で使う場合は、「tear」は名詞であり、単数形と複数形(tears)があります。
1-2. 意味その②:破る(動詞/名詞)
- 綴り:tear
- 発音:[teər](テア)
- 意味:破る、裂け目
- 過去形・過去分詞:tore / torn
例文
- Don’t tear the paper!
(紙を破らないで!) - There was a big tear in his shirt.
(彼のシャツには大きな裂け目があった。)
「破る・裂ける」という意味では、動詞(tear)もしくは名詞(裂け目のtear)として使われ、発音は「テア」です。
2. 発音で意味を見分けよう!
「tear(涙)」と「tear(破る)」はスペルが同じなのに発音が違うという特徴があります。
これは「同形異音異義語(homograph)」と呼ばれ、英語ではよくあるパターンです。
意味 | 発音記号 | 読み方 | 使い方 |
---|---|---|---|
涙(名詞) | /tɪər/ | ティア | 名詞:a tear / tears |
破る(動詞) | /teər/ | テア | 動詞:to tear、名詞:a tear |
発音のコツ
- 涙のtearは、発音が**「ear(耳)」**に近い → t-ear(ティア)
- 破るtearは、「air(空気)」に近い → t-air(テア)
3. 「tear」と「tears」の使い分けポイント
ここからは、実際に使い分けで混乱しやすいポイントを見ていきましょう。
3-1. 「tear」は単数、それに対して「tears」は複数
「涙」の意味で使うとき、1粒の涙なら「a tear」、複数の涙なら「tears」となります。
- I shed a tear.(私は1粒の涙を流した。)
- She burst into tears.(彼女は泣き出した。)
「burst into tears」はよく使われる表現で、「泣き出す」という意味になります。
3-2. 「破れ目」としての名詞「tear」は複数形でも「tears」となるが…
「tear(破れ、裂け目)」も名詞で使えますが、こちらも複数形は「tears」になります。
ただし、文脈で「涙」と間違えないよう注意が必要です。
- There are several tears in this old curtain.(この古いカーテンにはいくつかの裂け目がある。)
同じ「tears」でも、文脈によって意味が変わることに注意しましょう!
3-3. 「tear(破る)」は動詞の時は単数・複数は関係ない
- Please don’t tear that photo.(その写真を破らないでください。)
- He accidentally tore the paper.(彼はうっかり紙を破いてしまった。)
動詞の場合は、「三単現のs」や過去形、過去分詞で形が変わりますが、名詞の複数形(tears)とは無関係です。
4. 実際に紛らわしい英語フレーズ集
英語では「tear」が入っている表現がいくつもあります。
文脈によって意味が全く違うので注意しましょう。
4-1. be in tears(涙を流している)
- She was in tears after the movie.
(映画の後、彼女は泣いていた。)
4-2. tear up(ビリビリに破る、または泣きそうになる)
- He tore up the letter in anger.(彼は怒りで手紙を破り捨てた。)
- I started to tear up when I saw the scene.(その場面を見て涙ぐんだ。)
「tear up」も意味が2つあるので要注意!
5. 英語学習者へのアドバイス:区別のコツ
5-1. 文脈をしっかり読む
同じ「tears」でも、「泣いている話」なら「涙」。
「服や紙が破れた話」なら「裂け目」です。前後の内容から意味を判断するクセをつけましょう。
5-2. 発音で見分ける癖をつける
読み上げ音声や英語アプリを活用し、「ティア(涙)」「テア(破る)」の音の違いを耳で覚えると、リスニング力も向上します。
6. まとめ:「tear」と「tears」の違いは“意味・発音・文脈”がカギ!
最後にこの記事のポイントをまとめましょう。
- 「tear」には「涙」と「破る」の2つの意味がある
- 発音で区別する:「涙」=ティア、「破る」=テア
- 「tears」は「涙」の複数形でもあり、「裂け目」の複数形にもなる
- 文脈によって意味が変わるので、前後の文章をしっかりチェックする
【結論】英語は“音と意味のつながり”を意識すれば自然に身につく!
今回のような「同じスペルで意味が違う単語」は最初は混乱しがちですが、発音や使い方のパターンに慣れてくると、自然と正しい意味が頭に浮かぶようになります。
ポイントは「文脈」と「発音」!
映画や洋楽、英会話などでもぜひ「tear」や「tears」が使われている場面に注目して、実際の使われ方に触れてみてくださいね。